肝硬変が進むつれて、血小板、白血球数が減少してきます。これは、肝臓の繊維化、いわゆる硬くなることで肝臓内に流入する門脈の血流が減少して、脾臓への血流が増加することが原因です。脾臓の機能は、血小板、白血球、赤血球の分解を行います。脾への血流が増加することで、脾臓の機能が亢進し、血小板、白血球の分解が進み、減少して行きます。 一般の臓器の血流は、流入経路は動脈、流出経路は静脈ですが、肝臓には、門脈という流入経路がもう一つあり、この血流の変化が血小板、白血球の減少をもたらします。