院長紹介

浦川 周一
院長
浦川 周一

院長 浦川 周一の経歴をお知らせします。
 福岡市出身で、京都大学工学部、同大学院を卒業し、企業研究所に勤務。その後、医学の道に入ることとなり、産業医科大学医学部を卒業後、九州大学第三内科に入局しました。
 九州大学附属病院、飯塚病院、国立福岡東病院、社会保険仲原病院、福岡逓信病院で勤務し、主に消化器内科、肝臓内科を専門としています。九州大学第三内科肝臓研究室で、肝臓、肝疾患の勉強をし、現在、日本肝臓学会専門医、日本消化器病学会専門医、日本内科学会認定医、日本医師会認定産業医の資格を有しています。平成14年から、九州肝臓友の会の専門医、協力医師として、福岡難病連に参加しています。

 肝疾患は、私の専門分野で、総合病院で、長く診療に携わってきました。その間、急性肝炎、慢性肝炎、脂肪肝、肝硬変症、肝癌、肝性脳症などのいろいろな肝疾患を診てきました。そして、慢性肝炎に対するインターフェロン治療、核酸アナログ製剤、DAA製剤の治療、肝癌に対するエタノール注入療法、血管造影による抗癌剤の動脈注入療法など、多くの治療を行ってきました。臨床の総仕上げというわけではないのですが、10年前に、私自身が、A型急性肝炎にかかり、九大病院に一ヶ月間、入院することになりました。とにかく、肝臓病を身をもって、自ら経験しており、おかげで、一味違う肝臓の医師になれたと思います。

 平成9年に日本肝臓学会専門医の資格をとり、平成30年に5回目の更新となりました。長年、肝臓の病気を診て思ったことは、普通一般の病気と違って、病気の原因がはっきりとしていることです。肝臓の疾患の主な原因としては、肝炎ウィルス、アルコール、薬剤などがあげられます。これらの原因を正確に把握し、その原因を取り除ければ、肝臓病は、ある程度、治癒に向かいます。しかし、その時期が遅すぎると、肝臓自体の回復力が失われて、治療時期を失することになります。ですから、肝臓病は、その原因を早く、的確に見つけ、早期から治療することが大切です。

 現在、当クリニックには、肝臓がん検診精密検査実施医療機関に登録され、B型肝炎、C型肝炎、アルコール性肝炎、肝硬変症、脂肪肝、薬剤性肝炎、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変症、肝性脳症、肝癌など多数の肝臓病の患者さんが、来院されておられます。当クリニックでは、肝臓疾患に重きを置いた医療を心がけています。

 食事をされずに、来院されれば、その日に肝臓を中心とした腹部エコー検査を行い、肝臓の形態などの説明、また、採血により肝炎ウィルスなどの、肝臓病の原因検査などを行います。午後の受診(14時~)の場合は、昼食だけをされずに(朝食は食べられて良いです。)、来院されれば、エコー検査、採血などは、午前中と同様にできます。CT,MRI検査は、九州医療センター、済生会福岡病院等と連絡をとり行っています。

 関連病院としては、私の出身医局である、九州大学第三内科をはじめとし、先輩、友人が多数勤める、済生会福岡病院、九州医療センター(平成16年から地域医療支援病院に指定登録)、福岡市民病院、三信会原病院、福岡逓信病院などと連携を取りながら、日々の診療を行っています。